2020.07.01 08:46川平小学校3学年総合学習「大豆のたび」川平小学校の総合学習では「大豆のたび」をテーマとした学習が始まりました。大郷町の大豆をタネに育苗した苗を教材にし、児童のみなさんへ。大豆がタネになって、枝豆になって、また大豆になる…タネからタネへとつながっていく大豆のことを学習した児童の皆さん。学校給食の献立表を見てみると、ほぼ毎日大豆製品が使われていました。「自分たちは大豆に支えられて生きていると思います」という児童さんの感想には関心しました。食を通して気づくこと、たくさんあります。
2020.06.26 12:27南光台東小学校3年生総合学習大郷町からいただいた大豆をタネにして、大豆の栽培キットを生徒たちが作りました。河北新報さんの記事でキットを活用してくださる小学校を募ったところ、いくつかの小学校さんでご活用いただけることになりました。本日は、南光台東小学校の3年生総合学習でキットを使った大豆の授業を行いました。高校生のみなさんが学び得たことを、地元の小学生の教材となって学びの場を創出することは、本当に素晴らしいことなのです。
2020.06.11 02:40大豆の栽培キット制作中今年は、社会情勢が変化し、新しい生活様式を取り入れた学習環境の中、地域の方々とどうしたら交流の場を設けることができるか、食文化創志科の生徒たちも日々模索しています。そんな中、昨年度からお世話になっている宮城県大郷町の大郷農産から大郷で育てたミヤギシロメ大豆をいただきました。大豆のタネは「大豆」。さぁ、みんなで大豆のタネをまこう!3年生の生徒たちが、大豆のタネ栽培キットの制作に取り組んでいます。3粒の大豆は14年前に食文化創志科の先輩たちが制作した、紙芝居「お豆の気持ち」の主人公お豆三兄弟を模しています。袋の上から描かれた可愛らしいスマイルはひとつひとつ丁寧に気持ちを込めて生徒たちが手書きしています。地域の小中学生に栽培キットを活用していただけるよう、食...
2020.04.03 07:19白菜の採種文化の保存活動 2020 spring 食文化創志科では、東日本大震災のあった2011年から、塩釜市浦戸諸島野々島で「白菜の採種文化の保存活動」に取り組んでいます。 日本で白菜が食べられるようになったのは、明治時代以降のこと。清の時代の中国からタネが渡ってきたことが始まりです。その後、大正期に入り、宮城県の研究者たちの大変な苦労があり、日本で初めて宮城県松島湾に浮かぶ島で白菜のタネの採種に成功しました。宮城県は白菜の大産地になり、日本全国へタネが出荷されました。宮城県は日本の白菜のふるさとだったのです。 東日本大震災があった2011年8月から震災で被災した浦戸諸島野々島で、白菜の採種文化の保存活動に取り組んでいます。今年で9回目の白菜の花、菜の花が咲きました。 毎年、9月には1学年生徒全...
2020.03.06 07:40笑顔のお味噌汁「MISO de SMILE」の紹介MISO de SMILE(みそでスマイル)は、食の本質と日本の食文化の魅力を子どもたちに対して優しく問いかけてくれる笑顔のお味噌汁です。明成高等学校調理科では、日本(和み)の食文化の「感性価値」を大切にしながら、地域の子どもたちのために「産官学民」が一体となって地域協働活動に取り組んでいます。このお味噌汁は、子どもたちの創造性と未来を拓くデザインとして2010年にキッズデザイン賞を受賞した明成高等学校調理科で考案した伝統食材みそを活用した教材です。フューチャーデザイン部門/コミュニケーションデザイン分野としてエントリーされた即席味噌汁です。今年度も地域の小学校をはじめ、社会教育施設や国際交流、地域協働学習の中で、MISO de SMILEを通して食の...
2020.02.27 07:00東六番丁児童館にて乳幼児親子味噌仕込み会仙台市東六番丁児童館主催、乳幼児親子さんとのみそ仕込み会を行いました。仙台みその歴史を学びながら、蒸したミヤギシロメ大豆をつぶして、米麹と塩を混ぜ合わせます。小さな手で一生懸命作業するお子さん方、お母さんと一緒に嬉しそうにみそ仕込み体験ができました。大豆の香りを感じながら、実際に手で仕込んでいく体験は、身体ごと五感で感じながら、食への興味関心が芽生えるきっかけづくりにもつながります。今日は、調理科生徒も参加し、子供たちやお母さん方とみそを通して交流することができました。熟成された手作りみそを楽しみにしていていただきたいと思います。
2020.02.16 08:27大郷町産大豆「お豆の気持ち」試食会道の駅おおさとにて、大郷町地方創生事業の一貫として地域資源を活用した「サトコレ SATO COLLECTION 郷是」が行われました。明成高校調理科の生徒たちは、大郷町産大豆を使用し仕込んだ味噌「お豆気持ち」の新商品を紹介しながら、即席味噌汁の試食を提供しました。味噌は美里町の鎌田味噌醤油醸造店の協力の元、昨年5月に仕込んでいたものです。大郷町は昨年9月の台風19号の影響で河川が氾濫し甚大な被害があった町なので、町の復興への願いも込めながら大切に伝えさせていただきました。また、大郷町羽生地区の生産者の方のご協力をいただき栽培した白菜を使用し、塩釜の餃子屋蜂屋食品が加工した白菜餃子「松島白菜餃子」の試食提供も行いました。大郷町は広大な田畑が続く豊かな町で...
2020.02.13 08:00高砂小学校4年生総合学習食の学び授業仙台市立高砂小学校4年生総合学習の授業で「仙台みそ」をテーマにした食の学び授業を行いました。みその食文化を学んだ後は、実際にみそ仕込み体験を通して、日本の伝統的な食文化に触れました。約半年間熟成させ、5年生の家庭科の授業の調理実習で活用する予定だそうです。みなさん、美味しく熟成したみそとの再会を楽しみに待っていてくださいね。
2020.01.31 08:00リエゾンキッチン×サバ・メシレシピ考案エフエム仙台が企画する「サバメシ防災ハンドブック2020」のレシピを調理科2年の生徒が考案しました。地域協働学習「リエゾンキッチン」で学習テーマにしている、ふるさとの食材を活用し、災害時にも手軽に作ることができるだけではなく、心も身体もほっとできるような料理です。ハンドブックは、サバ・メシレシピのほかにも様々な観点から防災・減災の情報を掲載しています。 冊子は県内各自治体や学校を中心に広く配布され、発行部数は5万部。主に、宮城県内の5年生約25,000世帯をはじめ、宮城県、仙台市の防災関連イベント等で活用されます。まもなく、東日本大震災から9年が経とうとしています。私たち調理科では、多様な食環境を想定し、常に課題を持ちながら、ふるさとの食文化の伝承に努...
2020.01.29 07:00南光台東小学校3年生総合学習仙台市立南光台東小学校3年生総合学習の食の学び授業で、昨年6月に仕込んでいたみそ樽の開封式と、みその分け合い、みそ汁の試食を行いました。調理科生徒から児童の皆さんへ、即席味噌汁MISO de SMILEの作り方を伝えました。食の学びの原点は、食をみんなで分け合い、みんなで味わうこと。日々の食生活を豊かにすることも、私たち食に携わるものの使命だと考えます。
2020.01.29 06:00宮城県立西多賀支援学校との食文化交流会宮城県立西多賀支援学校高等部の生徒の皆さんと、食文化交流会を行いました。高等部の生徒さん方とは7月にみそ仕込み交流をしていたので、熟成されたみそを使ったみそ汁と、旬の柚子を合わせたみそダレをかけたふろふき大根を試食しました。高等部の生徒さん方からは、お礼のメッセージカードと生活単元学習制作として作ったストラップをいただきました。同世代の生徒同士、笑顔が絶えない楽しい交流ができました。7月の交流時には、給食室の栄養士の先生から一人一人に合わせた食事の作り方等のお話もいただいていました。今回の交流をきっかけに、ユニバーサルデザインフードの学びにも取り組んでいきたいです。食の学びは、人と人とを繋ぐきっかけづくりにもなります。たくさんの学びと気付きをいただきあ...
2020.01.22 08:30食育紙芝居「お豆の気持ち」寄贈宮城県保健福祉部健康推進課 食育・栄養班の皆さんへ、食育紙芝居「お豆の気持ち」を5部寄贈いたしました。この紙芝居は2006年の夏、調理科の生徒たちが、ふるさとの食文化「仙台みそ」をテーマに制作したもので、地域協働学習の一貫として紙芝居と共にふるさとの食文化を紐解きながら、地域での食の学び活動に取り組んできました。今回は、宮城県内の社会教育施設等に「お豆の気持ち」紙芝居を寄贈するため、宮城県保健福祉部健康推進課の職員の方へお渡ししてきました。宮城県保健福祉部健康推進課は、私たち調理科の調理師免許申請の手続きをしていただく窓口でもあります。普段はお会いできないみなさんとお会いできたのも、「お豆の気持ち」が繋いでくれた縁です。